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桜 さくら

あちらこちらで桜が満開ですね。遅くなった分今年の桜は見事な気がします。

いつもなら桜が散った後に咲くハナミズキ、つつじがもう咲き始めて。今年は随分と早いなあと思いまいしたがよくよく考えてみたら、桜が咲くのがおそかったのですね。

最近新聞記事で読んだのですが、桜(ソメイヨシノ)が気候条件が同じであれば同時に咲き、同時に散るのはソメイヨシノが交配でできるのではなく遺伝子情報が同じ(クローン)だから。なのだそうです。なるほどーと感心してしまったのは私だけでしょうか?

 

今年は花曇りの日が多く、さらに明日は警報級の大雨とか、満開の桜を散らしてしまうのではないかと気が気ではありません。

「世の中に絶えて桜のなかりせば、春の心はのどけからまし」

と在原業平が詠んでいますが、本当に!と思います。

 

今年は、毎年お決まりの長泉町桜堤(写真)、三島大社、門池公園、長泉町の稲荷神社、に加え三島の遺伝学研究所、清水町丸池公園を、廻りました。どこもきれいでしたがやはり、一番見ごたえのあるのは桜堤でしょうか。

桜の木の大きさが丁度よく枝が手を伸ばして届くか届かないかの高さで、並木の距離も長いのでボリュームがあって本当に見事です。

また、歩道と車道(車の通行量が少ない)が平行してあるので、ゆっくり歩いて散策するもよし、足の悪いお年寄りは車の中からお花見ができるのもポイントですね。私の子供のころには無かった桜並木です。こんな通りを設計した方に拍手!

 

因みに、在原業平の歌に対する返歌は

「散ればこそいとど桜はめでたけれ 憂き世になにか久しかるべき」(さくらは散るからよいのだ、この世に永遠のものなどないのだから)・・・・だそうです。うーん確かに。