先日遅ればせながら三島大社に初詣に行ってきました。
昔は紅白歌合戦が終わると除夜の鐘を聞きながら家族で三島大社迄歩いて初詣に行っていましたが、
ここ数年は混雑を避け平日の昼間、しかも高齢の母の事を考え車を三島大社の駐車場に車を
停める事ができるようになってから(1月前半の土日は駐車場に車を入れるのも大変です)の初詣です。
先日、駐車場に車を停め歩いてゆくと何やら白黒の幕が張られていて「え?白黒の幕?何をやっているの?」
と、廻りこんで行くと古式ゆかしい衣装を纏った人たちが何やら儀式をしている様子。
そこにあった看板によると、「奉射祭」という御神事で、1月17日に矢を放って世の中の邪悪を払うとともに
人々の悪疫退散を祈る新春の儀式との事。
射手6人が33間先の大的(5尺8寸)に向けて各々2射ずつ3回、矢を放ちます。
矢は結構な速さと威力で的を射抜いていて、迫力がありました。一人の射手が2本射終わると神官が
立ち上がり大幣(お祓い棒)を振ってお清めをします。何だか大河ドラマでも見ているよう。
御神事終了後、大的の一片をいただいて帰り門に貼ることでその年の魔除けになるそうです。
小さなころから三島大社に何かとお世話になっていますが、初めて見た御神事でした。
皆さんはご存じでしたか?
コロナや戦争など、大変な事が続いているこの数年。偶然にもこの神事に巡り合えて、今年は良い事
あるかな?と思えた日でした。